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錦小路「三木鶏卵」「桝悟」

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錦小路を歩くとワクワクします。

新鮮な魚が並び漬物屋や豆腐屋など立ち並ぶ

お土産にちょっと買って安価にすぐ楽しめるものが多い。

絵画ファンの自分としては、

四条の入り口にある伊藤若冲生家跡の説明書きもうれしい。

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今回は二店行きつけの店を紹介します。

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★「三木鶏卵」

有名なだし巻などで知られる店。

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だし巻きは京都のダシがしっかり、砂糖の入らないあっさりと
した塩かげんがいい塩梅です。
煎り卵で作った自家製半生ノリ玉みたいな「たまちゃん」
250円ですがこれがめちゃうま、ご飯が止まりません。
これが意外や意外の美味しさ。

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あと、よく紹介されるスイーツ類、
僕はここのカスタードクリームパンにはまりました。
濃厚ってよく言うけど、こういうことを言うのだなと・・。

http://mikikeiran.com/

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★京漬物 「桝悟」

奈良漬けは正直苦手な食べ物でした。
何をどう味わっていいのかわからないものだったのですが、
ここの奈良漬けはそんな僕でさえ好きになった。

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全ては上品さとバランスです、酒のツンとくる感じがない。
さくさくした歯ごたえとさっぱりとした甘い味噌味は
ご飯やお酒のお供にはコタエラレナイ組み合わせ。
ちなみに丹後のお米は極上ですので
この組み合わせだったら最高ですね。

http://www.masugo.co.jp/index2.html

 

 

宇治、平等院(世界遺産)

京都駅からJRで南へ数十分。 お茶で有名な宇治へ
平等院は源氏物語にもある宇治橋があることでも有名ですが 残念ながら改修中でした。 それにしても世界遺産がある場所にも関わらず 駅や街は静かで普通の郊外という印象でした。

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お茶で有名だけあって中村藤吉郎本店が駅の正面奥にどかんとある。 大きな十字の暖簾と趣のある建物。 抹茶わらびもち、濃い抹茶をいただきました。 鮮やかなグリーン、ビビッドな涼味。 さすがというべきか、通り沿いには歴史のあるお茶屋さんがあり、 やり過ごしてもまだまだいくらでも続きます。

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宇治橋は624年からあるという

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日本最古の橋のひとつということですが 川幅がかなりあるのでかなり雄大なイメージで 川から眺める山の斜面は風光明媚。 ここからお茶のための水を汲んだとか。

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せっかくだから平等院へ・・。 意外にもそんなに大きな建物ではないのですね。 平等院は住居としての機能より 建物のデザインも含め装飾性の高いものが多いそうで、 西洋の城などと同じような遊びに満ちていると聞いています。
京都の美とはこれまさに当時の人工美であって それが自然と調和する形になっていることこそが 世界規模で愛される理由なのだと納得。

幌をかぶった平等院ではありましたが、

併設されている鳳翔館という博物館にて 特別に雲中供養菩薩像に直接触れさせていただく 期間にあたって、とってもラッキーな雲にも昇るような気分に させていただきました。

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宇治の日常を暮らす人たちの風景と、 そして鮮やかな抹茶と歴史の街。

このミスマッチが面白い印象となりました。

平等院の改修工事が終えた頃、また訪れたいと思います。

 

イノダコーヒー

三条にある本店や、同じく三条の支店にもよく寄ります。

イノダ周辺は東京で言う青山みたいなところ、洗練されたオシャレな一画です。

本店は広い店舗、

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パティオがあり光沢のある皮の椅子など

造りが高級で「ここはどこ?」な異空間。

外国の方も見かけます。

この店にいるだけでも心地よいけれど、味も負けてない。

コーヒー店という冠通りのすっきりとした飽きのこないコーヒー、

ケーキ

スイーツはどっしりと味の濃いもの多く

一押しは「ラムロック」、これ、大人のスイーツ。

お酒がツンと効いていてチョコのコーティングが堅い、

ラムロック1

中身は密度が詰まっていて、バームクーヘンのような感あり。

コーヒーとの相性はいう事なし、スイーツ番長大満足。

軽食系もあるみたいで、

スパゲティーなどはフタがついた銀の食器でやってくるのだが、そのうち試したい。

京都のカフェは色んなジャンルがあり層が厚いので

少しずつパトロールの成果を報告します。

崎谷

ますだ

ますだ

先斗町の筋沿いにある一品料理屋。

歴代の作家、文学者のたまり場。

先代のおかみさんが南禅寺にある

あの 瓢亭におられたとのことで

かなりこだわりの味です。

しめさば

京都の夜の食事は

祇園を中心にちらばる観光客向けの

1万円程度の店、いかにも京都らしいけど

それなりのもので、押しなべて同じメニュー同じ値段。

それと同じ程度の用意で「ますだ」では

次元の違う味の世界へ連れていってくれる。

いわゆるおばんざいのようにカウンターに

食材が陳列してあります。

カウンター

京風の味はダシが決めてといいますが、

やはり浸透率の高い京都独特の水が醸し出す

風味を引き出すセンスで全てが決まります。

さじ加減で天国か、地獄か?

なす

ここへくれば憤怒の表情の不動明王でさえ

微笑んでしまうことでしょう。