清水にある有名な豆腐屋さん。
いかにも古くからある石臼のようなものに囲まれた調理場をテレビで観た事があったので行ってみました。
京都の味は一口食べて「おお」と美味しさが分かるものもある。
例えば京都で食べたマッタリしたモッツアレラチーズのような濃厚な豆腐の場合、直ぐに美味いと思うけれど、奥丹の豆腐のように瑞々しさの奥にサラッとした喉越しがあるような豆腐の場合
「要するに豆腐、結果は豆腐」と言ってしまいそうになる。
ちょっと待って・・である。
よく味わってみて、
水のように透明感のある豆腐。
その先の喉越しに美味い世界がある。それに気付くも気付かないも
あなた次第。ココが京都の本当の味の世界です。
そういう微妙な味の先を求めていると、
味わいが深くなり鍛えられる気がします。
だけどここで出てきた山椒と白味噌の田楽は
直ぐに美味いと思えるガツンとした味わいでした。
白味噌の甘さにピリッと山椒がいい。京都はうどんなど何にでも山椒をかけますが、山椒自体もどこか違います。