月別アーカイブ: 2014年5月

鷹峯エリア 源光庵

源光庵
悟りの窓 迷いの窓

丸窓

丸い窓に切り取られた
緑の庭の見事さ。
すべてはバランスなのです。
ワビサビが行き着いた一つの
象徴的な景色。

迷いの窓

僕が行ったときはあまり
お客さんがいなかったので
正座し、その高さから眺めるように
できている悟りの窓、そして
隣の四角い迷いの窓
静粛に正座して眺めることができました。
美しさとは
心を豊かにしてくれるだけでなく
自分を清めてくれるような
思い出をくれるものですね。

源光庵
血天井

源光庵

は伏見城での事件のあと
血の足跡などが残された床を
移築したものですが、
このようなおどろおどろしい
遺構をわざわざ使ったお寺は
ここだけではありません。
恐ろしいというよりも
武士時代の生きた歴史を
感じることができるものです。

ハス1 ハス2    蓮2

京都で撮った蓮池
蓮からお釈迦様が生まれてきたという
言われ方がありますが、
しなやかな葉の真ん中から
ピンクの花が
頭を出す姿はなんとも愛らしく優しい。
晩年蓮の絵を描き続けた
ジヴェルニーのモネの庭にも
行きましたが、京都に普通にある
蓮池を見たり、豪華にしつられえた
日本庭園を見ても、
モネの庭は実は日本人には見劣りします。
それも当然ですね、海外に見よう見まねで
作ったものなのですから。
モネの絵や感じる目そのものが
素晴らしかったとのだとわかります。
そしてモネがそこまで憧れた
本物の蓮池に触れられる日本、
京都にいられるありがたさを 想います。

とんぼ

鷹峯エリア 光悦寺 

 

京都北区にある鷹峯のエリア
市内から結構北に離れている場所なので
とても落ち着いて夏休みの田舎に来ているような
雰囲気のエリアになります。
京都はどの方面にも20分くらい電車や
バスで移動するだけで自然を感じられるのも 魅力の一つです。

光悦

光悦寺

入り口の細い一直線、
幾何学的組石が有名ですが、
パースペクティヴが心地よい。

江戸時代に本阿弥光悦に与えられた芸術村。

kouetu gaki

江戸時代のスーパースター
と言えるような芸術家が軒を連ねていたのですから
手塚治虫さんら漫画家がみんな住んでいた椎名町のトキワ荘
みたいなものでしょうか?

kouetu2

工房的なたたずまいがあり
アートの聖地。
空気を吸い込むと
感性の命が注ぎ込まれるような
気分にさせてくれました。