京都鉄道博物館
京都駅の近く、梅小路にある鉄道博物館。
新幹線からいつも見えていましたが、僕は鉄道ファンではないので何となく普通に
面白そうだと思っていたのです。
鉄道博物館から線路を挟んで向かい側にある東寺に行った際に、遠くから蒸気機関車の汽笛が聞こえて
どうしても行きたくなりました。
行ってみて驚いた、日本でも一番数があるという蒸気機関車の実物の迫力、しかも現役で動くのです!
形状や大きさの違う機関車が所せましと並んでる数と大きさに圧倒された。
鉄道ファンでない僕でもマニア心をくすぐらたのは、
圧倒的な見上げるような黒光りした鉄の質量と、むきだしな複雑メカニズム。
SLを遠目に走るのを見たことはあったけれど、間近にみると全く印象が違う。
そして圧巻は日本で最大というターンテーブル、扇状車庫。
止まっているだけではなく、動く姿も近くでみられる、
それもターンテーブルという特殊な仕組みにゆっくり進んで止まり、
ターンテーブルを回して360度回しながら見られるということが
なにより素晴らしい。
僕の趣味の模型の一番の楽しみは模型自体が3Dであるということ。
見る角度で全然見え方が変わる面白さです。
それをここでは実物大、本物で体験できるという
スケール感は半端ない。
C62という最大の機関車の定期運行があってこれにも乗りました
遊園地の乗り物みたいな感覚で思っていたのですが、本物は違いますね。
乗る前に姿をゆっくり見て、動力の音を聴いて、調整する姿を見て
汽笛を聴いてからの乗車、
走るのもゆっくりだから蒸気動力の体感度が高い。
実際に乗ってみて思ったのは
蒸気をそのまま動力に変える巨大なマシーンのダイナミズム、
プシュー、ガタン、シューシューという音、
電車とは全く違ってまるで生き物のよう。いや、生き物そのもの。
汽笛は激しくも、何故か懐かしい心の中の宇宙へ誘うような声。
引く力の加減で様々な表情があって、
ポーという音から叫び声のような音まであり感動です。
鉄道博物館のロケーションも絶妙で、通常のJRと新幹線がすぐ前に走っていて、
それに機関車の姿が重なる景色もGOOD!
こりゃ鉄ちゃんになりそう(笑)
人が多くてジオラマには入れなかったので
次回はぜひ。