月別アーカイブ: 2019年1月

新熊野神社

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新熊野神社

後白河法皇の命により平清盛が創建した新熊野神社。
後白河法皇が自ら熊野神社からの楠を植えて今では空を覆うほどの大木になっています。樹齢900年だそう。

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これを見るだけでも価値がありますが、神社の場所が普通に道路の脇にあって見落としてしまいそう。
その日のその時間はたまたま小正月の儀式、神仏一体の山伏の火祭りにあたり、儀式を最初から見入っておりました。

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神主さんの丁寧な説明。祝詞も般若心経もありというのは、
宗教的自体がまだ神仏一体の時代の名残り。
それに加えて陰陽師の儀式も引き継いているという、バラエティに富んだ内容でした。

火打ち石から起こす昔ながらの火祭り、
お餅もお神酒も頂いた上に、山伏さんに背中で印を切って頂きました。

年明け早々、縁起のよい時間を過ごしました。

宇治 平等院

宇治 平等院

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あいにくの小雨。
以前訪れた時は平等院が改装中で建物の中が見れなかったので
鳳凰堂の中へ。
仏師定朝の作品はこの阿弥陀像だけだそうで、池を隔てた向こう岸からは仏像のお顔だけがぽっかり覗けるように扉に穴が空いています。
平等院は極楽浄土を表しているのだそうですが、
池と建物のバランス、掛かる橋など日本人の箱庭感がどこかあることで
サイズの割には広がりがあって大きい感じを受ける。

建物と池とのバランス感は
ダビンチやミケランジェロ的な数学的な気持ち良さ。
鳳凰堂の落ち着いた独特の朱の顔料は当時の色を再現されたそう。
オリジナルに近いものにして行く努力によって、

今だからこその最新の美に巡り会えるのも京都の楽しみです。

宇治 上林春松本店

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上林春松本店

宇治はお茶で有名ですが、その中でも上林は
秀吉や徳川と直接付き合いがあったことで有名です、
味も将軍のお墨付き。
まろやかで深みがある。

特に菓子の甘みと重なった時に
広がるスープのような宇治茶独特の出汁感?はたまらない。

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お抹茶はスフレかクリームのような柔らかさ。
味が濃いので少量でエスプレッソ的に満足度が高いです。
土産を買って歩いて宇治駅へ。

宇治の道すがら見つけた気になった造形。その1

プラモデラーだからこそ気になる
鉄塔のトラス構造。
宇宙基地みたいなどこか昔のロボットみたいな可愛いNTT携帯の電波塔。
しばらく見とれました。

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そしてその2
宇治駅から見えた大きな煙突は
ピンクフロイドのジャケットのように意味ありげに見えました。

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